Arduino IDEから接続するための、仮想COMポートを設定します。
XPort設定編でインストールしたもう片方のプログラム、Com Port Redirector を起動します。
スタート→プログラム→Lantronix→CPR #.#→CPR Manager
起動すると、上記の画面が表示されます。
Inaccessibleになっているポートは既に他のドライバ(物理的なRS232Cポート等)が使用している番号です。
Add/Removeをクリックすると次のウインドウが表示されます。
仮想COMポートを割り当てたい番号にチェックしてOKをクリックします。
新しいポートが追加され、Newと表示されます。
Search For Device をクリックすると、画面下側のDevice Listにネットワーク上のXPortが列挙されるので、仮想COMポートに割り当てたいXPortを、先に作成したCOMポートのHostへドロップします。
これでXPortと仮想COMポートの割り当てができたので、設定を保存するため、Saveをクリックします。
Are you sure? と聞かれるのでOKをクリックします。
仮想COMポートドライバ等がインストールされ、下記のような画面になったら完了です。
これで仮想COMポートを通してXPortinoと通信する準備ができました。
Arduino IDEで、ボード:Arduino UNO、シリアルポート:作成したCOMポート番号にします。
スケッチの書き込みを実行すると、ネットワーク経由でXPortinoにスケッチを書き込む事ができます。
シリアル通信をするプログラムを作成する時の注意点:
仮想COMポートを通して通信する時、XPort側のボーレートはホスト側の設定に関係なくXPortに設定したボーレートで通信します。
よって、シリアル通信をするプログラムを作成する場合はスケッチ転送のためブートローダーのボーレートに合わせる必要があるため、115200baudに設定してください。
どうしても違うボーレートで通信したい場合はスケッチ転送後にXPort側の設定を変更する必要があります。