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トップ  >  アマチュア無線  >  ADF4360 PLL基板 製作資料

ADF4360 PLL基板(PG-LO4360  V2.1) 製作資料

目的

マイクロ波トランスバータ や トランスミッタを作るのにまず厄介なのが局発、どうにか簡単に作れないか調べたらこのデバイスにたどり着きました。
PLLとVCOがワンチップに組み込まれたICで、レジスタを設定するだけで簡単に任意の周波数を出力できて、しかも調整不要、とりあえず動作させるだけならスペアナ等の計測器も不要な便利なICです。

ADF4360は1.1〜2725MHzまでバンドごとに10種類用意され、65〜2725MHzまでの9種類は完全ピン互換で使用できます。
(参考:www.analog.com)
しかしこのデバイス、パッケージがLFCSPというリードレスパッケージのため実装が困難、ポリウレタン線で配線しても特性を出すのは難しいので、上記9種類を簡単に使える基板を作りました。

用途

アマチュア無線機,受信機用 局発, 送信機
簡易シグナルジェネレータ,マーカー発振器
その他実験用信号源

製作上の注意

製作する前にADF4360のデータシートをよくお読みください。
英語で何が書いてあるんだかよくわからなくても最低でも1ページ目と図とレジスタ表はよく見てから製作してください。
 

回路図

回路図

実装図



TCXO電源, MMIC電源は3.3V,5Vどちらかデバイスに合わせて配線してください。

コネクタ

電源
2 1
GND

電源

ISP/SPI
5 3 1
RESET SCK MISO
GND MOSI VCC
6 4 2
LED/COM
7 5 3 1
GND 電源LED NC Lock LED
GND COM(RX) COM(TX) VCC
8 6 4

2

 AVR非実装時、ISPコネクタはADF4360のSPI信号の入力に使用できます。

ファームウェア

とりあえず動作するコードを置いておきますので各自、自分の製作したい仕様に改造してください。
サンプルソース:PG-LO4360V2FW.zip

書き込みはフリーのAVRプログラマがいくつかあるので適当な物を使用してください。
おすすめはAVRSPです。

デバイスのハンダ付けについて

正確な位置決めにさえ注意すれば普通の半田ごてで付けれます。
デバイスのリードと基板パターンを同時に加熱できるよう両方に半田ごてを当てるのが重要。
裏面のパッドはハンダ付けしてしまうと2度と取れなくなってしまうので動作確認後にハンダ付けした方が良いです。
良いピンセットがあると楽。HOZAN P-891など。
ハンダはスズ60%の共昌ハンダを使うとリード,パターン間に浸透しやすくてオススメ。

工夫してみたところ

秋月のTCXOがディスコンしてしまったので、とりあえず面実装水晶発振器用のパターンを描いておきました。
面実装のTCXOなら数百円〜千円程度で安定して入手できるので、面実装のTCXOが使えるようにしておけば当面は大丈夫でしょう。

出力にコネクタとケーブル両方ともきれいに取り付けられるようにしました。
実験や試作をしていると、同軸コネクタをつけたくなったりケーブルを直付けしたくなったりするので、チップコンデンサを取り付ける向きによってコネクタ用のパターンとケーブル直付け用のパターンを切り替えられるようにしました。
同様に、周波数設定用のスイッチの部分にもコネクタを実装できるようにしてあります。

秋月ユニバーサル基板と同一の外形にしました。
実際使う時はこの基板に変調回路などを取り付けて使う場合があると思いますが、秋月のユニバーサル基板に作ってそのまま重ねて使えるようにしました。
また、今後他の基板に交換したくなったりしても、基板外形を規格化しておけば交換する毎に板金の穴を開けなおしたりする手間がかからず便利です。

頒布してます

プリント基板、必要なデバイス等必要な方にお分けすることが可能ですので、興味ある方はTwitterまたはメールでお問い合わせいただければ対応します。
メールはスパムフィルタで見落とす可能性があるのでTwitterでメンションいただけると確実に返事できます。
基板だけなら1000円くらい、主要半導体付で2〜3000円程度です。

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